オオクワガタの部屋へようこそ
<< 2019年3月 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<<   >>
2007年 1月 21日 (日)

「発掘!あるある大事典II」雑感


ここ2週間の間、我が家の朝晩のメインディッシュは「納豆!!」

家族の合言葉は「納豆ダイエット!!」

その家族皆が、これだけ信じていた番組の放送データが捏造だったとは!!

「あるある大事典」は1月21日(日)の放送が中止になるだけでなく、

番組が終わる方向で調整が進んでいるようだ。

科学論文におけるデータ捏造では、阪大の助手の先生が自殺し、

教授が懲戒免職になった事件は耳に新しい。

その他、日本を代表する大学でも論文データ捏造が明るみに出ている。

このようなモラルを持った人間が我が国の研究機関の、

いや教育機関の最高峰にいるという事実は、本当に驚愕に値する。

しかし、このような事実やニュースを聞いても、

さして驚かない自分自身について、もっと恐ろしいと思ってしまう。

一連の事件が、氷山の一角であることを、知る人は皆、知っているからだ!

韓国の「ES細胞」に関するデータ捏造も然り。

過去における「薬害エイズ事件」も然り。

科学者の世界で一番大切な事柄は一体、何か?

それは、有名論文に投稿し1つでも多くの論文を有名雑誌に掲載される事が

出世の第一条件であるからだ!!

今回の納豆の一件は、「まだ効能が実証できないだけ」であって

ヒトの健康に積極的に有害な影響を与えるものでは決して無い。

しかし、内容によってはデータ一つで、

致命的な結果を引き起こす可能性もあり得る。

権力とは恐ろしい!!

私と縁があったかどうかは知らないが、どこぞやの会社の研究所では

京都大学の名誉教授である一人の顧問が、

若手の優秀な研究者が出したデータに対して、

自分の説にも、会社にも有利な結果になるように、無言の圧力をかけた。

その有能な若手研究者は、自分の信念を貫き、

「データ捏造は出来ない!!」と腹をくくり、自ら会社を去った。

その圧力をかけた、地位も名誉もある京大名誉教授は、

当時、国の科学研究費を自由自在に操れる立場にあり、

自分の「イエスマン」にだけ、研究費をばら撒いていた。

研究費のためとはいえ、そんな奴の周りに地位も名誉もある研究者が

群がっていたとは、何と情けないことか...。

顧問として雇っていた会社側も、上層部の皆が目をつぶり、

仕返し(?!)が恐くて、その顧問を切ろうとしなかった。

何でヒトは正しいことを正しい、

間違っていることを間違っていると言えないのか?

内部告発でもそうであるが、正直に言った後、

どのような仕打ちが待っているかを考えると、

結局のところ、事なかれ主義の大多数の人間は、

告発(!?)を尻込みしてしまうのだ。

しかし、これが我が国の研究開発の一端である。

今に始まった事柄ではないが、このような流れの中に

今回の「あるある大事典」の一件がある。

内部告発は、やはり暗い印象をヒトに投げかける一面を持っている。

自分の所属している組織の汚点を晒すのは、出来れば、したくない。

しかし、組織が個人に冷たくなった今、

失うものが無くなった人間による「内部告発」は

組織の上層部を、そして地位も名誉もある人間を、

きっと震え上がらせることだろう。

例え、そのような事柄ではなくとも、

大学の教授をはじめ、企業のトップも、

自然科学の探求とモノ創りを志す有望な若者の

純粋な夢を壊すようなことだけは、決してして欲しくないものである。


<< >>









RSS

Ringworld
RingBlog v3.20b