オオクワガタの部屋へようこそ
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2007年 10月 5日 (金)

皆さん、大変ご無沙汰しております。


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皆さん、こんばんは。

約2ヶ月ぶりの登場で、本当にご無沙汰です。

眼の悪化に加えて、既にご報告のようにふくらはぎ「肉離れ」によって、

約1ヶ月+α、ギブス&松葉杖の本当に不自由な生活を強いられました。

この間、ムシの世話は殆んど出来ず、かといって見殺しも出来ず、

一刻も早く、飼育していただける方のお手元に個体をお届けできるように

家族の助けを借りて、オークションだけは何とか継続できました。

落札していただいた方々に、心から感謝致します。

ホペイブームは去った(?!)とはいえ、この間に出品したホペイ成虫は、

(勿論、ゴールド生体も)本当は手放したくない個体ばかりでした。

落札した方の中には「どうしてこんな個体がこの価格で???」

と思われている方も多かったことでしょう。

挙句の果てに、「あの個体はオークションになんか出したらダメですヨ!」

といったメールまで頂戴した次第です。

それほどまでに、我が家のブリーディング・ルームは非常事態でした。

さて、久しぶりの登場のハズなのですが、本日のテーマは実はムシではなく

新刊本の紹介です!!

10月1日、時間潰しに入った書店で、偶然、本書を発見しました。

著者は私の大学時代の同級生です。

そんなに大きくない書店なのですが、本書が「山積み」されていました。

すでに20万部突破の勢いだそうです。

タイトルは「生物と無生物のあいだ」。

著者は、青山学院大学・教授。福岡伸一氏。

講談社現代新書で、値段は税込みで、何と「777円!!」

そして書評には画像のように著名な「よしもとばなな氏」「茂木健一郎氏」

が名前を連ねていました。

「!!!!!!」私が驚いたのは言うまでもありません。

そして、時間の許す限り、貪るように「立ち読み」をしていました。

そして、帰宅後も、時間を忘れて、その余りの名著に酔いしれました。

このように、私が我を忘れて読書に耽ったのは何十年ぶりでしょうか?

遠い昔、私がまだ高校生になったばかりの頃、貪り読んで感動した

故ジャック・モノー氏の「偶然と必然」以来かもしれません。

本著は、私が生化学を志したキッカケとなる座右の著です。

この間、私は当時、京大教授であった父親への反発と相まって、

大学での研究の実情に幻滅して途中下車し、民間企業に就職したのですが、

その間、福岡氏は学問の王道を歩いて博士号取得後、

ニューヨークのロックフェラー研究所へと一人、旅立ちました。

そして、研究室のボスに惜しまれながらも京大・助教授として呼び戻され、

数年前に、出身地である東京の青山学院大学・教授として赴任されました。

私も東大で博士号を取得したことで師匠に「破門(?!)」された手前、

母校の京大から足が遠のいており、近況を知らなかったのですが、

ある科学の専門雑誌のコラムで、彼もかつては昆虫少年だったことを知り、

非常に親近感を感じていたところでした。

学生時代、彼は将来、ノーベル賞を受賞する事を前提に経歴を整え(?!)

私は同時期に、昼は雀荘・パチンコ屋、夜は合コンに励んでいました。

彼は私が所属していた学科に3回生から転学科してきたため、

最も自由な1、2回生時代を知らなかったのですが、

この時代に知り合っていたら、私の人生も変わっていたかもしれません。

前置きが長くなりましたが、「生命とは何か?」というテーマについて、

少しでも関心のある方は、是非是非、本書をお読み下さい。

素晴らしい本です。

テーマ、構想、内容、文才...。

何れを取っても第一級の著書です。

彼の才能、教養(博学)が随所に溢れて、ほとばしっています。

ただ、一つ残念なことは...。

何故、彼が母校の教授で残れなかったのか???

実は、これが本書の隠された「テーマ」です。

私が、学問の世界から「途中下車」した大きな原因かもしれません。

しかし、きっと彼は彼でないと出来ない何かを成し遂げてくれるでしょう。

私は、それを心から期待しています。

10月2日、午後11時〜11時30分、NHK放送で福岡氏は

爆笑問題の二人に研究室を紹介されていました。

福岡氏の才能と同時に、太田氏のセンスに改めて感服しました。


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